2007.10.14 京都競馬場 秋華賞 観戦メモ
◆競馬場に行くのは初めてなので何時頃に行けばいいのかいまひとつわかりません。予約−抽選もあるのですがJRAカードを持っている人のみ。サイトでいろいろと情報を集めてみたところ、私が狙っている特A指定席は、去年の菊花賞で午前6時半に当日発売分売り切れたそうです。『秋華賞だと開門9時に行ってもあると思うが、今年は例年と違って豪華
なメンツなのでそれじゃ無理かも』と書かれているブログがありましたが、朝、家族の昼ご飯にオムライスを作って、洗濯を干すまでするとどうしても始発で行くなんて無理だし……。 |
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◆しかしながら、ひっとして特A席なんかいらなかったんじゃ……と思い始めました。というのもレース前のパドックを見るには、5階から1階に降りなくてはなりません。ドドド〜と駆けていくお馬さんを間近でみるにはコースのすぐ近くの柵に躙り寄って見ればいいのだし午前中は、パドックとコース付近をウロウロしててほとんど席に戻らず、200円で入場料だけ払って入れば良かったかも……と思いました。あの並んでいた人たちは自由閲覧席の場所取りで並んでたんですネ。そこに座らなくても別にレースは見られましたから。3000円損したわ〜 、と。が……午後から果然、人が多くなりだし、午前中はウロウロできたコースの横の広場もものすごいことに。ああ、なるほど、上から見下ろせる特別席の価値が今ここに発揮なわけだ〜と思いつつ、午後からの大きなレースは席で観覧。ああ、極楽。 |
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◆パドックから地下道(一般は入れない)を通って、ターフに出ます。観客席に近い所から入って、ずーっと向こうにあるスタート地点(レースによって異なります)に、駆けていくわけです。大きなレースの時は、馬も騎手も気合いが入っているようですが、朝一番のレースとかだと、お客さんも少ないからか、どことなくのんびり感がありました。 レースは30分置きに発送します。結構テンポよく、パドックとコースと発券機との間をパタパタしてるとすぐに次のレースです。馬券を買ってないレースは、コーヒー飲んだり、アメリカンドッグ食べたりして観戦〜。ちなみにお茶は給湯器がありタダです。 ◆いつもネット経由で馬券を買ってるので実際にどうやって買うかサッパリわからない私です(汗)マークシートに記入するのだけど、何種類かあって、まあそれは「ながし買い」とか「ボックス」だとか意味は判ったのだけど。とりあえず、単勝と三連複あたりの好きなので、そのシートを一枚持ったはいいんだけど……。券売機の近くに説明書きがないんですよ……う〜ん……とマークシートを持ってしばし悩み、たぶんこうであろうと思われる通りにマークしてみる。しかしこれで正しいのか、券売機に入れてエラーとか出たらハズカシイ……ええい、インフォメーションでおねいさんに聞いてやるぅ……いや、隣にいるオッサンに聞く方が早いわ! 自分よりかなり年上の(ここがポイント)人のヨサゲなおじさんを捕まえてみました。「あの〜、私、はぢめて馬券を買いますの。これで合ってるかしら? 見ていただけます?」(ビバ!オバハンパワー)と尋ねてみました。いやー、オッサンから見れば私もオネーチャンに見えるのさ。親切、親切。「なんや、アンタ初めてかいな。……そーか、ウオッカ見に来たんか。エエ馬やな、アレ。そやけどワシはベッラレイアから流すつもりや」と会話も弾みます。
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◆一旦スタート地点に向かった馬の中で放馬してしまったものが……。
上から見ていたので、「あれ、なんで騎手の乗ってない馬があんなとこにいるんだろう?」と思ってたら、ワラワラとおじさんたちが出てきて、出走時間の延期のアナウンスが入りました。脱走した子は、このレースがデビュー戦となる二歳の新馬シークレバー君です。騎手なしで気持ち良さそうにパカパカとダートコース一周し、捕獲の為の白いテープを
結構なスピードで振り切って、観客は大喜び〜。またもう半周し、向こう正面で立ち止まった所をやっと捕獲。その後の馬体検査で疲労しているので結局レースには出
して貰えませんでした。可愛かったので今後、贔屓にします。 |
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◆○○特別……などという比較的大きいレースに勝つと表彰されます。武豊騎手。こうして写っているとなんだかペットボトル飲料水に付いてるオマケのフィギュアみたい(^_^;) 結局、この日、武豊騎手は5勝したはず。う〜ん、強いですねえ。 これは黄色に紫のシマシマ勝負服……ニシノさんトコの馬が勝ったレースですね。えーっと、第9レース堀川特別、ニシノマナムスメちゃんが勝ったレースの表彰です。ちなみに私は、騎手買いで四位洋文騎乗の馬を買いましたがアカンかったやん〜も〜(>д<;) |
◆競馬場って不思議な所です。ホームレスのような人から、盛装した超セレブ(馬主)までが同じ場所にいるんですから。若いカップルや家族連れ、女性……中年男性ばかりではありませんでした。多かったのは、大学生みたいな数人のグループ。
同人イベントの参加者のようなマニアな匂いがします(笑) 女性客は、彼や夫と一緒に来た風が人が多いですが、中年女性のグループも。騎手のファンの人みたいです。建物の中も、SFの設定によくある世界観ですが、都市が上へ上へと延びて、富裕層は上の階、下の階ほど貧困層みたいな感じです。一番下の階の通路は、そこかしこに座り込んだり寝てる人がいるし、外れ馬券やゴミが散乱してますし、迷子が泣きわめいてたり。 |
◆パドックに出てきたばかりのウオッカちゃんです。馬の為に静かにしてなくっちゃいけないのは当たり前ですが、もの凄い人なのに、静かなんですよ。間近で見ると、お馬さんは結構、ブルルルル〜って言ったりしてます。そして風向きによっては、馬臭いです。馬の馬体がどうとかあまり良くわかりませんが、パドックでみた限りザレマという馬がとても艶々して綺麗でした。中継解説の人も褒めてました。が結果は15位だから惨敗。 | |
◆←騎手か乗ったばかりのパドックの様子。おお……、レインダンスとウオッカとダイワスカーレットが同じ一枚にっ。あと数十分後にこの三頭がトップ3になるとは知る由もない私でした……orz ◆テレビで観るのとは違って実際の観戦は、全体図が見られて良かったです。ターフビジョンで大きな映像をチラ見しつつ、第三コーナーの坂を過ぎて、後方で我慢していた馬たちがスルスルと上がってくる様はとても興奮しますし、ゴール前の直線は、見下ろす形になるので、突っ込んでくる馬の足取りもわかりますし。お上品席の私たちも、最後は、思わず応援する馬の名を小さく叫んでおりました。ワタクシも「ウオッカ、行け、差せ〜っ」と 小声で。結果、ん〜、残念でしたね。距離が2400ならウオッカが差したカモですが、ダイワスカーレット、強いです。4位でしたが、ベッラレイアの末脚はやっぱり 凄いです……ん〜、G1勝たせてあげたいなあ。 |
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◆おめでとう、ダイワスカーレット。アンカツさんの騎乗は渋かったですねー。→記念撮影、横から見た図。 |
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◆さて、この土日、私の馬券成績はというと、取ったのは京都で、「アメジストリング」、東京で「キラライットウセイ」と「デアリングハート」、秋華賞はとりあえず記念買いした「ダイワスカーレット」のみで、結果としてはちょいマイナス。「ウオッカ」一押しだったので、スカーレットは外してもいいやと思ってスルーしてたのですが、グッズショップのガチャポンを回した所、なんとイッパツで、レアな桜花賞ストラップが出で、これはお告げかも知れん……と急遽、一枚だけダイワスカーレットを買ったのでした。配当は280円だったので換金せず、馬券は記念に持ち帰りました。 ◆早朝から夕方まで、私にとっては、何年ぶりかのかなりな長丁場な外出でした。とても楽しゅうございました。帰りも混雑していたとはいえ、なんといっても地元ですから20分ほどで自宅に到着しました。また今度いつ行けるかはわかりませんけど、大きなレースのない土曜日なんかだと指定席とらなくてもゆっくり出掛けてもと見られそうですし、その日によって体験乗馬もあるそうで、家族を巻き込んで行けないかなあ……と思っています。 |
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◆ここから熊本のTさん向けの余談。競馬場、オネエキャラな男性多し! 他にもソレと思われるカップルを5組ほど目撃しました。ただ単に仲良しな男性二人組なのかもしれませんが、内、一組は確実! 茶髪ロングの女の子と思いきや実は男の子と、ツンツンヘアなスカル柄のTシャツの子が、ビニールシートで場所取って座ってたのです。ひとつの競馬新聞を頭を寄せ合って仲良く。妄想スイッチ入るワタクシでしたが、「邪な目で見ちゃダメだ」とスイッチをOFFにしかけた時、目に入ったのは……。新聞を持ってるのと違う方の地面に付いている手がっ、ロン毛の子の手の上にツンツンヘアの子の手が重なっているぜえっ!! わーい、ホモ当確だーっ。 |