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模索日記 2000年7月号


2000.7.26

 ここんとこ異様なくらい暑い。クーラーはもちろん入れているけれど、一歩部屋から出ようものなら、息が止まりそうになる。
 とにかく眠い。暑い、眠い、暑い、眠い……。

 そして……うう、試験まで後2日。必死のパッチってヤツ。
とにかくテキストを読んで、理解するしかないんだけど、どうも、読んだところが素通りしていくのです。何回も何回も読んで、やっと、「ああ……そうか……」と。
 昔、中学や高校の時の定期テストなんか、教科書のここからここまで……って範囲も決まっていて、どうしてあんなに成績悪かったのでせう、アタシ。テキスト一冊丸ごと範囲の今の試験に比べたら、スカみたいなもんなのに。

 ところで、ベトナム戦争って、どんな戦争だったか知ってました? これって私の年齢から行くと、結構リアルタイムな戦争のはずで、幼いながらも、ニュースで見たような記憶もあるのですが、ぜんぜん知りませんでしたわ。
 アメリカ映画のテーマでよく使われてる(地獄の黙示録とか)けど。何かで「アメリカ人はベトナム戦争という重い十字架を背負っている」というような一文を読んだ事があって、これも長年の疑問でした。
 ベトナム戦争は1960年代初頭から1975年までベトナムで繰り広げられた南北ベトナムの武力衝突の事なのだそうです。
 南と北の衝突で何故、アメリカが? いうと、実は、南ベトナムを支援したアメリカと、北ベトナムを支援したソ連、中国との政治戦略的な戦争だったのだそうです。
 「北ベトナムが勝つと、社会主義になるやん、そんなんイヤヤで、阻止しようや」って事。
 『アメリカの歴史』の最終章で学んだのですが、ここに至るまでのアメリカの歴史は、面白かったです。同時に中国史もやっていたのですが、長い長い中国史と、とても短いアメリカ史、対比させると、特に。いろんな国の歴史をいっぺんに同時進行で、勉強してみると、すごく流れがよくわかって楽しいだろうなァ……。

 さて、今期取った科目の中で、最大のネックであった『宇宙の歴史』の放送ビデオを、なんとか全部見終わりました。
 半分くらい寝てたような。起きて見ていても、意味がわからないんですもん。
 『……エントロピー増大によって到達すべき目標である熱平衝状態は温度によって異なっている。温度が10の11乗k程度より高い時は原子核は、陽子と中性子に分かれて……』
 こんなこと書いてあっても、何回読んでも理解でけまへん。

 この科目で唯一、「おお、そうかッ」と思ったのは、天体観測についての下りのところで『ダークマター、すなわち暗黒物質が……』という説明が入った時。(爆)
 
 そんなこんなで、もはや絶望的様相を呈していますが
どうなるやら……。


2000.7.21

  *『混沌影集』更新しました。


2000.7.19

 下のクイズにたくさんのご応募(爆)ありがとうございます。
ナンもあげへんわい。(^^; さて、正解は、はい、ピンポン〜、帽子でした。不織布っていうのかな、使い捨てのチューリップハットでした。


←わし

 

 ところで、今月のふぁんデラ。相変わらず中堅組のオイシイ事ったら。それとルヴァ様とアンジェの表紙の可愛いこと。ふぁんデラの表紙のリモアンとのカップリング絵って毎回、とっても素敵でしょ〜、暁サンの腰を砕けさせたジュリアスとのダンス絵だとか、リュミエールとボート乗ってる絵だとか、某中村屋とらじゃさんが、表紙テレカをゲットする為にむっちゃ濃い応募ハガキを出したという(めでたくゲットおめでと)トロピカルなオリヴィエとの絵だとか。クラヴィスは?クラヴィスのは? きっとあるよね。もう鼻血ブー(化石語か)なヤツ。待つわーーっ。


2000.7.18

 唐突ですが、これはなんでしょう?横のタバコはサイズ比較のためのものです。学校から祇園祭を見に行って来た息子がもらってきたものです。なかなかよく出来ていたのでちょっと感動しました。答えは明日発表〜。(^^;


2000.7.17

 昨晩の皆既月食は最高でしたー。南の空ということで、ソファに座ったまま、欠け始めから終わりまで見られました。普段は平面的にしか見えない月が、食に入るとちゃんと球体っぽく見えて本当に綺麗。

 36.7℃……昨日の京都。室内はクーラーが入ってますが、トイレにでも行こうものなら、「い、息がでけへん、し、死ぬぅぅ」って感じのモワァァァァァンとした熱気。温度差でダルイ。頭も体も働きません。ゆ、指しかない、動かせるのは。そして昨日も勉強は進まず、FF9をしてしまうのだった。ああ、ダメだなァ。
 


2000.7.14

 昨日、朝起きると、なんだか水の出が悪かった。そして見る見るうちに水が濁っていく。いくら待っても治らない。水道局に電話したけど、話し中で通じない。そのうち、ヘリコプターが飛び出して、何やら「水は飲むな」みたいな事言ってる。
 水道管破裂事故があったらしく、結局2時頃まで、水が濁水のままでした。幸い、前の夜に、麦茶の作り置きと、電気ポットにいっぱいお湯があったので、なんとかなりましたが。
 その間、用があって放送大学の京都センターに出掛けて、その帰り、アニメイトに行こうと河原町三条で途中下車。
 
 したらば、「アニメイトがあらへん!!」移転していました。地図が張り出してあったんだけど、時間もなかったし、イマイチ、どこかわからず、守護聖ソングは買えず。っていうか、今、超ビンボーなので二枚もいっぺんに買う勇気もないし、ちとジャケット絵でも眺めてみようと思っていたのですが。
 
 そしてオタク欲が満たされなかったので、本屋さんでついに『JUNE』を買う。はぢめて買いました。なんかドキドキしてしまった(^^;何をいまさらなんですが。
 塩沢さんの追悼記事と何かCDが出るらしいというので、それが読みたかったのです。さすがの追悼記事でした。CDの方も『間の楔』関連のものらしいのですが、ちゃんと「商売と思われるかも知れませんが」と一言断ってあり、二枚で3800円という良心的なお値段からして「よくぞ売ってくださいました」です。
 

 私信です。ありのみさん、今日も日記で和ませて(笑かして
 もらいましたです。)


2000.7.13

 前期の試験についての通達も届いて、辞書やテキスト、ノートの持ち込みできるか否かもわかり、呆然と立ち尽くす(涙)な私。7科目中3科目が持ち込みまったく不可。特に中国語の辞書さえ持ち込み不可は大打撃。
 そりゃ、毎週ちゃんと教育テレビの中国語は楽しく見ているが、放送大学のラジオの中国語の講義ときたら、眠い以外の何者でもないぞ。しかもとんでもなく難しい。
 昨日聴いたスキットでは、『私はずっと農村にいて、あまりいろんな事を知らないし、今は改革解放の時代だから、北京か上海に行きたかったんですよ』なんていう中国語が書いてあって、ンなもん、読めない、書けない、聞こえないですわ。
 こんなのが持ち込みナシでわかるかいな〜。もうすっかりグレてます。こんなのが、中国語Tなら、UやVなんか、とんでもないっす。
 
 この試験の事だけでも時間がないところに、なんかメッチャ忙しい。それも電話をかけたりして「だんどり」をつけなくちゃなんないとか、そういう事で。子どもの懇談会やら、地域のパトロール(腕章つけて、夕方にゲーセンやらおもちゃ屋など子どもの出入りしそうなトコを回って、早く帰りなさい攻撃するんだよ〜)もあって、ただでさえFF9もあるしで、時間ないのに、なんか神様にいぢわるされている気がするです。


2000.7.10

 FF9、ちょっとだけやってみた。綺麗(涙)世界観がとてもいい。街をウロウロしていると、「あ、この家の形いいなー」「住むとしたらここの通りがいいなー」などと、メルヘンちっくになってしまいます。もう、怒濤の如く、プレイしたいけれど、今ここで、耐えなくてはっ。せっかく早起きしてまで勉強してるのに、試験に落っこちてしまうぅ。いや、もう7科目中3科目は捨てた(爆)のですが。先日出した添削が帰ってきたんですが、せいぜい7割程度出来で、自宅でテキスト見て、時間もたっぷりあって7割程度ですぜ、試験本番なら……と思うと、絶望感がヒシヒシと。マークシート形式が多いらしいので、楽勝ぢゃ〜と思ってたんですが、世の中、甘くないらしいですわ。

 あ〜でもしたい、FF9したい〜っ。


2000.7.8

 今日は嬉しいことがあった。ずっと何とかモノにならないかなぁ……とアレコレとネタをいじくっている同人のお話しで、どうしてもオリジナルなキャラを出さないと話しが進まなくて、そうなってくると名前を付けてやらないとダメで。オリジナルのキャラの名前ってなんだか、すごく気を使うのです。私の場合。
 ただの名前ではなくて、そこに何か意味を持たせたい。響きがちょうどいい感じ……と思う名前がひとつあって、これで意味さえマッチすれば文句ナシなんだけどなぁ……と思いつつ、調べてみると、もう有り難いくらいにピッタシの意味だったので、がぜんヤル気になってきました。
 些細なことですが、とても嬉しかった。ここのところ、そこそこの長さの、つまりは同人誌を作れるくらいの、お話しを書く気力も時間もなくて、それ以前に、ネタも上手く降りてこなくて、ションボリしていたので、ああ、また書けるかも知れないなーと、思うと、楽しくなってました。
 でもまだ、床に積み木をぶっちゃけた段階。これをひとつひとつ、積み上げていかなくてはなりません。 上手く積み上げられるといいなぁ。 


2000.7.6

 最近、私は早起きサンである。ここんとこは5時すぎくらいに目覚めておふとんの中で、ジワジワと体を解しつつ起きる。5時半くらいから、家族の起きてくる7時前まで、朝勉強しているのだ。なんと、健気な……。(涙、涙) だって、昼間や夜、テキスト開くと、三分で爆睡しちゃうんだもん。なんぼなんでも、朝の起きたてだったら、眠くならないだろうということで。


2000.7.5

 私はヌカを飼っていました。名前は『クラビヌカ』。小さい密封容器に入っていて、普段は冷蔵庫の中に生息。それなりにキュウリやナスのお漬け物を育成してくれていました。暁さんの所の『ジュリアヌカ』とはとてもいいライバルでした。

……うう、そんなクラビヌカ、先日、還らぬヌカとなりました。朝一番にナスを仕込んだ私は、早く食べたかったので、冷蔵庫に入れずに出しておいたのです。発酵が早く進むだろうと思って。もちろん混ぜ混ぜはぬかりなく。それなのに、翌日、フタを開けたら、なんだか変。ぬか床の香りもしないし、できあがったお漬け物は、旨みも何もなくて、酸味だけ、それも刺すような刺激臭さえあって、完全に腐ってるような状態。梅雨時だったこともあるんでしょうねぇ。

 冷蔵庫用と書かれたヌカを使ってたんですけど、やっばり普通のヌカとは違うみたいでした。昔ながらのぬか床は、台所の隅に置いてあって、毎日、かき混ぜて、そうすればずーっと使えますよね。混ぜるの忘れたとしても、痛んだとこだけすくい取れば問題ナシだし。

 そんなワケで、今は、二代目『クラビヌカ』が冷蔵庫に治まってます。普通のヌカはやはり管理するのに気合いがいるので、また冷蔵庫用にしました。白菜とかはちょっと無理だけど、ナスとキュウリが手軽に食べられる魅力にはかないません。


2000.7.3

 『混沌影集』『小的附箋』更新しました。

 さっきから、なんだかマシンが不穏な動きですわ。ブチっと切れる切れる。なんちゃらかんたらが発生したとか言われて、いきなし落ちるのは止めてッ。今日の京都は暑いです。今、33度です。私の部屋。クーラーを入れようかな……と思いつつ、汗か出たら、ちっとは痩せるかもな……と思い耐える私。先にマシンの方が熱暴走気味、ギブアップですかぃ。「軟弱者!」


 

2000.7.1

 京阪神のカフェばっかり紹介した雑誌を買った。そう、ここんとこカフェが気になるのである。先月できた京都のキルフェボンに行って以来、気持ちいい空間ちゅーモンにググッときていた所に、次の週だったか、偶然、コムサ・デ・モードの経営するカフェ(ここもオープンしてすぐのようだ)に入ってしまい、日常生活のコテコテさとかけ離れたカフェ体験をしてすっかりトリコ。

 コムサの方は、キルフェボンとまったく違って、無駄なものは一切ナシ、白とブルーを基調としたタイポグラフィック系っていうのかな、スッキリとしてて気持ち良いです。そしてお水がペットボトルで出てくる。三人で入ったから三本。残った分は持って帰ってネ、というわけで、環境を考えると来た客全員になんてちょっと勿体ないんでわ……と思うものの、なんとなく嬉しい。

 後、お気に入りというと京都駅にある名前は忘れたけれど、オープンスペースにあるカフェも好きだ。ここは駅の中だけあって、客層もサラリーマンから、百貨店開店前の時間つぶし的なご婦人、観光客と様々で、セルフサービスなので、安い。

 そしてこのshii-sideの色合いを見てもらってわかるようにスターパックスコーヒーも好き好きッ。

 私が一人で街中に出られるのは、せいぜい月の一回程度なので、尚更、いい感じのお店に出会えるとウレシイのであった。

 というような事を思いつつ、本屋さんで、その雑誌の内容を確かめながら見ていると、近くに、『ブルータス』があった。ブルータスは最近、やけにデザイン系だな……と思いつつ、見ると、今号は、カフェの特集。……おおぅ、なんと、カフェは流行りものだったのだ! 書いてある記事からちょっと引用すると、カフェには「刺激」と「くつろぎ」が共存し、その微妙なテンションが、「なごみ系」に飽きた人たちを惹きつける……んだそうです。

 私は、なごみ系に飽きたわけではないし、そもそもなごみ系の店がどんなかもわからないけれど、そういう店は、プランナーやデザイナーさんの作品のようなものであり、刺激を受けるって点では確かにそうかも。

 実を言うと、キルフェボンとコムサのカフェ体験から、自室のカフェ化、つまりは気持ちええ空間化、を計ろうともくろみ、先月からアレコレ部屋をいじっていたのだ。
 そしたらブルータスの中にも、『カフェがリビングの延長なら、逆にカフェを自分の部屋に持ってくるのもアリ……』なる記事を見つけて、つくづく、自分のミーハーぶりに呆れるのだった。





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