◆もしも……◆

【後 編】

 

ゲイバー【女王の館】

「ちょっとちょっと、何なの、おまわりさん、この酔っぱらい?あらぁ……なんて美味しそーなお二人……ちょっとデカイけどぉ〜。ええ?え、ええ、もちろんウチの子たちですわ〜」ニャ〜リ。

 追記 この後、二人がどうなったか……それは貴女の心の中で続く……。 

◆◇◆ 

「クッ、何故だ! 今月の売れっ子ナンバーワンが私ではなくてそなたなのだ?」
「お前は偉そうなのでな、私の方が客には人気があるようだ」
「そなたはただ無口なだけではないか? 店長がリップサービスとやらをせよと言うから私は話してやっているのに」
「フ……あれこれと五月蠅いのだ。飲み過ぎると明日の職務に差し支えるとかスルメはよく噛んで食さぬと消化不良をおこす……とかな」

「事実ではないか……あっ客だぞ……よく来たな、そこに座るがいい」
「私はお前が来るのを待っていた……」

−END−


★作者コメント★

 


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