「ハッ! オリヴィエ、何をしているのですっ」
とリュミエールが目を覚ました。オリヴィエが言い訳するまでもなく、何をしようとしているのかは一目瞭然。
「う、あ、おはよう……」
ヒキツリながらオリヴィエは答える。
「まだ夜みたいですけど……」
リュミエールは今にもオリヴィエを投げ飛ばさんばかりの体勢である。
「美美に飲まされた薬、今頃効いてきたんですか?」
リュミエールはオリヴィエのナニが自分の足に当たっているのを感じて言った。
「ごめん……リュミエールってばすり寄ってくるから、つい……」
オリヴィエはシュンとして謝った。
「仕方のない人ですね……オリヴィエ。わたくし、貴方の事は好きですよ……こうなったってオリヴィエなら……わたくし……」
思いもかけないリュミエールの言葉にオリヴィエの体にまた熱いものが走る。
「リュミエール……好きだよ……」
オリヴィエはリュミエールを抱きしめた。
「オリヴィエ……こっちへ。わたくし、男性とは初めてですけれど、頑張りますから」
「大丈夫、ダテに男娼館で育ったわけじゃないから……痛くしないからね、リュミエール」
オリヴィエはリュミエールのモノに触れると、ガラス細工を扱うように指先だけでそっと撫でた。ピクンと反応する箇所にだけ少しだけ強く力を込める。
「あ……」
リュミエールの小さな喘ぎが、尚もオリヴィエの心を打つ。懸命に声をあげまいとリュミエールはしっかりと口を閉じている。
「我慢しなくていいの……ね、声を聞かせて」
オリヴィエはそう言ったがリュミエールは首を微かに横に振った。「鳴かぬなら鳴かせてみようコケコッコ……」
「お、オリヴィエ……ホトトギスで……す……よ、あぅ」
「もぉ……まだ余裕あるんだね〜、こうなったら……かぱ」
「あ! そんな事っ、わたくし……ああっ」
リュミエールは体を仰け反ぞらせ、オリヴィエの髪に指を絡ませた。オリヴィエは出来たての小籠包(注・シャオロンパオ)を食べる時のように、最初は中味を吸うように舐め、それから、唇でやんわりとリュミエールのモノを締めつけた。
「あ、ああ、んぁああ……オリヴィエ……私ならもう行けますから、さ」
リュミエールは喘ぎながらそう言うと、オリヴィエの手を引っ張って俯せにしようとした。
「え?」
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